ぶどうの枝は、なすがままに放っておくとあちらこちらへ勝手に枝を伸ばします。
また、ぶどうの葉はかなり大きくなるため、何も手をかけないでおくとうまく陽の光に当たらない枝葉も出てきます。
ですので、どの枝にも均等に陽光が当たるよう、きちんとした状態を考えながら、ワイヤーなどでくくりつけます。
この作業を「誘引(ゆういん)」と呼びます。
この作業は腱鞘炎になるようなハードな作業でしたが、近年は器具の進化によりだいぶ楽になりました。
ぶどう作りは、最終的なぶどうの実をどのようにするかという「器」づくりの作業です。
誘引作業はその第一歩ともいえます。
右手に見える器具で、枝をワイヤーなどにくくりつけていきます。
太陽の光を沢山浴びて、大きく美味しくなりますように。