秘密兵器登場?
川中島の受粉は、我々人間の手だけではなく、自然界の力も借りて行われます。

青森県からやってきた、西洋ミツバチの巣箱。
働き者のミツバチは、朝早くから活動開始!!

入り口手前の草にいるミツバチは、箱の中で死んでしまったミツバチの死骸。
ミツバチは巣箱の中を常に清潔に保ちます。
青森からの輸送の途中、ストレスで死んでしまった仲間の死骸を外に運び出しています。

こちらはリンゴ畑の中にある、「大黒屋オリジナル日本ミツバチ」の巣。
この状態ではわかりません。

ホバリング中の日本ミツバチ。
奥に見えているのが、日本ミツバチの巣。
西洋ミツバチとの体つきの違い、色の違いなどがわかります。
果物の受粉は、これらのミツバチの力も借りています。
もちろん人の手で出来ることも行いますが、美味しい実が付くために、彼らの力は無くてはならないのです。
あかつきの摘花

「あかつき」の摘花作業をしました。
花を摘み、その花粉を取り出して「川中島白桃」に受粉させます。
「川中島」は花粉の量が少ない品種のため、人工授粉用をしなければならず、そのための準備作業です。
風船状に膨らんだ花だけを摘んでいきます。
摘んだ花はJAの設備で花粉を取り出してもらいます。
環境放射線

大黒屋果樹園のある「福島市飯坂町東湯野」地区では、桃の花が咲き始めました。
果物王国・福島はこの後リンゴ、なし、サクランボなどの花が一斉に咲き始めます。
桜もこの週末で満開となり、百花繚乱です。
そんな中、福島県内各地で行われた、土壌に近い場所での「県内緊急放射線調査」の結果が発表されました。
東湯野地区の数値は以下の通り。
地面から1メートルの地点:0.72マイクロシーベルト
地面から1cmの地点:0.80マイクロシーベルト
共に低い数値です。
実はかなりどきどきしておりました。。
しかし、現状の数値であれば、農作物には全く心配がない。という数値であるということです。
ひとまず安心し、今年の美味しい果物作りを目指し、引き続き毎日の作業に入れます。